「ベース」

製作者杉田 優介(29歳)
コースギター製作本科16年度生
コメントGibsonのRDベースを元に、8弦ベースを製作しました。今回はNAMMに行った時に手に入れたスポルテッドメイプルをトップに貼って、ロックなシェイプなのに高級感が!というのをコンセプトに製作しました。実際完成してみると、ペグの多さ(笑)やPPピックアップのコンビネーションなど、思ったより物々しいルックスに仕上がりました。しかし今回は時間があまりなく、しかも既製品の8弦ベースを試奏する事もなく突貫工事で作ったので、作っていく上で色々と問題に直面しました。やはり入念に下調べをしてから制作すれば良かったと思います。これで完成という訳ではなく、これから使用していく上でもっと良くなるように改良していこうと思っています。音は…ロックです!
スペック
ネック材メイプル3P
構造スルーネック
スケール864mm スケール
指板ローズウッド
ボディートップ:スポルテッドメイプル/バック:マホガニー
ブリッジアルミ削り出し(サドルはフェンダー製を流用)
ピックアップVPB-1×2
コントロール2VOL  2TONE
塗装ラッカーつや消し
●講師コメント..........
ボディ・ヘッドトップのスポルッテドメイプルと8弦ベースという仕様が凄い!卒業間近に急いでの製作でしたが、コントロールパネルやアルミ削り出しによる自作ブリッジ等、細かい部分までこだわって丁寧に作ってあるのが分かります。ネックの幅・厚さが通常のベースと変わらないので、それほど違和感も無く弾く事が出来ます。各弦がオクターブ違いでチューニングしてあり、オクターバーをかけたような音で面白い効果が出せそうです。ウンドバリエーションも多くとても弾きやすいベースです。