「Acoustic Guitar」
製作者大曽根 芳徳(S53年生まれ)
出身地愛知県
コースアコースティック科(15年度卒)
コメントボディ表板のブレイシングは、フォワードシフテッド・Xブレイシングをスキャロップさせたものにして戦前マーチンを意識した構造にしました。ナット部での指板幅を44.5mm、ボディ厚も通常のドレッドノートよりも厚めにして自分の身長と手の大きさに合うようにしました。音量もあって、指でもピックでも弾く自分のスタイルにはしっくり来るものが出来たと思います。
スペック
構造セットネック(ダヴテイルジョイント)
ネックマホガニー/645mm スケール
指板ローズウッド
ナット幅44.5mm
ボディ厚上/100mm、下/123.8mm
ボディートップ:スプルース/バック&サイド:マホガニー
ブリッジローズウッド
塗装ラッカー
●フェアに出展して..........
自分の作った作品が多くの人の目にふれて、触ってもらえるという機会は少ないと思うので、参加できてとてもよかったです。ありがとうございました。
●講師コメント..........
これまでの生徒で一番長身の学生で、本人コメントの通り自分の体に合わせた使用のギターです。在学中最後に製作したものを今回出展してもらいました。現在某楽器ブランドの営業をしている彼が、わざわざ仕事の休みの日を使って調整をしてくれました。
グリップも太めですが弾いてみると違和感は意外とありません。とってもしっかりした音のする楽器です。