「ガットギター」
製作者大崎 公裕
コースアコースティック科
(平成16年度生)
コメントソリッドギターと違い、アコースティックは湿度に対して非常にシビアで毎日湿度計とにらめっこしている状況です。今回はサントス=エルナンデスに倣って作ってみました。音は最初モコモコしていたのですが弦を替えたところはりが出てなかなか満足のいくものになりました。さて、外見ですがサイド・バックの色味が多少違っていたことと、目止めの色が薄すぎたことがあり違和感があるのが残念です。現在、同じ材料、形でシステムだけを変えて作っておりその変更に伴う違いを見てみようと思っています。
スペック
スケール650mm スケール
指板エボニー
フレット幅2.4mm
ボディートップ:スプルース/バック&サイド:ローズウッド
ボディー厚87〜95mm
ブリッジハカランダ
塗装下地:ポリウレタン/トップ:ラッカー
●講師コメント..........
珍しくフラメンコギターが好きな生徒が、ソリッドギターを2本製作後、3作目で初めて製作したアコースティックギターです。学生でナイロン弦にこだわる者は少ないので今後が楽しみです。